2021年に17年ぶりに出版されていたらしい、恩田陸の理瀬シリーズの最新作。 理瀬シリーズは数年前に『三月は深き紅の淵を』を読んでハマって、シリーズ数作一気に読んだ記憶がある。
今回も全体を通して薄暗い雰囲気を醸し出しているダークなミステリという感じで、読み応えがあった。 恩田陸は蜜蜂とかチョコレートコスモスとかみたいな青春ものも面白いけど、自分はこういうダークな感じの方が好き。
ただ理瀬はどんな人物だったかかろうじて微かに記憶があるようなないようなって感じだったけど、ヨハンは名前は前も出てきてた気がするけどどんな人物だったっけってなってしまった。先に読み返しておくべきだったかもしれない。
また理瀬シリーズをもう一度読みたくなった。次は17年も空かずにシリーズ新作出してほしい。