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スキューバダイビングを始めた話。

2022年振り返り記事とか新年初ダイビング記録にも書いてますが、昨年の9月にダイビングライセンスを取得して以来、趣味としてスキューバダイビングをしてます。 フォロワーさん約1名からぜひダイビングエントリを書いてほしい!と熱い要望をいただいたので、せっかくだしダイビングについてちょっと書いてみようかと思いました。その方が挙げてくれた書いてほしいことに大体沿って書いていきます。 これを読んでダイビングライセンスを取得して一緒に潜りに行ってくれる友達とかできたら嬉しい。

ダイビングを始めたきっかけ

よく聞かれるんですが、ダイビングに興味を持ち始めたきっかけは漫画でした。

井上堅二原作・吉岡公威作画『ぐらんぶる』1巻(講談社)

ダイビング漫画っつうか若干ダイビングの描写が出てくるギャグ漫画なんですが、ダイビングをしているコマでは海の中が綺麗に描かれていて、自分はそこからダイビングって楽しそうだなと思い興味を持ち始めました。1

漫画で興味を持ち始めたのち、ある夏に友人と沖縄に旅行に行くことになりました。 旅程で少し空いている日があったのと、泊まる場所から比較的近くにダイビングショップがあり、ライセンスなしで出来る「体験ダイビング」をやっているようだったので、僕から提案して体験ダイビングをしてみることになりました。

その時の沖縄の海

その時の海の写真です。見ての通り沖縄の海は超透明で綺麗だし、魚は可愛いし、海の中で呼吸をしてるってだけで楽しいし、ダイビングに完全に魅了されてしまいました。2 これをきっかけにライセンスをとってちゃんと趣味としてスキューバダイビングをしようと決意します。

ライセンス講習

ダイビングのライセンスは、団体が複数あり(PADI, NAUI, など)、そのそれぞれが初級(オープンウォーター)・上級(アドバンス)・プロレベル(ダイブマスターなど)のライセンスの認定を行なっています。 申し込むダイビングスクールによって団体が決まっているので、申し込みやすいスクールからその団体のライセンスを取得すればいいと思いますが、自分の場合は行き来のしやすさから選んだスクールがPADIのライセンス講習を行なっていたので、まずPADIのオープンウォーターライセンスを取得することになりました。

細かい講習日程・内容はスクールによりけりだと思いますが、自分が申し込んだスクールでは以下の内容でした。

  • 学科講習1日:テキスト読んで問題解いてくる予習あり。最後に確認テスト的なものもあり。
  • プール講習1日:基本的な機材の扱い方、水中でマスク(ゴーグル的なやつ)やレギュレーター(息吸うやつ)が外れた時の対応、潜行・浮上・泳ぎ・浮力調整などの基本技能の練習。
  • 海洋講習2日:プールで習った基本技能を海で練習しながら、実際に海でダイビングを4本行う。

中性浮力の調整とかは難しく感じましたが、オープンウォーターでは完璧に出来ることは求められないことが多いので、自分にとってはライセンスを取るまでではそこまで苦労したという点はありませんでした。3

海洋講習時の様子

体験ダイビングでは潜ったり浮力とったりとかはガイドさんに引っ張ってもらってやるので、このダイビング講習でやっと初めて自分の力でダイビングをしてみたという達成感がありました。自分で潜って、中性浮力とって、周りの魚とか探しながら自由に泳ぐということができると、体験ダイビングをしたときよりもさらにダイビングが魅力的になります。

ライセンス講習受講後のダイビング

オープンウォーターライセンス講習を受講して見事合格すると、オープンウォーターダイバー(OW)になり、OWでも潜れる初心者向けのツアーならファンダイビングに参加できるようになります。 自分はファンダイビングに参加してダイビング・水中生物鑑賞を楽しみながら、冬など寒い時期でも潜れるドライスーツを扱うための講習を受けたり4、水中での写真撮影などにも挑戦したりしてます。このブログ執筆時点で、ダイビング経験本数は(OW講習時の4本も含め)16本になりました。

OWの次のレベルのライセンスがアドバンスです。アドバンスになると30-40mほどまで潜れるようになり、世界中の多くのポイントで潜れるようになるので、今年の早いうちにアドバンスライセンスまでは取得したいなと考えてます。

ダイビングの費用

ぶっちゃけるとダイビングはまあまあお金のかかる趣味だと思います。

OWライセンス取得費用(ライセンス講習代+テキスト代+機材レンタル+海洋実習時の宿泊費)は、8~9万円くらいだったでしょうか?(うろ覚え)

ファンダイビングは場所・ショップなどにもよるとは思いますが、自分の言ってるところの場合は日帰り(1日2本)で1.5万ちょっとくらい、1泊(2日4本+宿泊)で4万くらい。

機材レンタルは別で、全て借りると1日1万くらい(かな?)。レンタルしないで機材を自前で買おうとすると、総額(スーツはドライorウェットどちらか、ダイビングコンピュータは別)で60~70万円とかそれくらいはかかる気がします。(僕は最初しばらくはレンタルでいいかと思いましたが、毎回レンタル代もかかるしと思って結局買っちゃいました。買ってよかったと思ってはいますが、高いもんは高かった……。)

そんなにそんなにお金かからないですよ、とは自分の金銭感覚では決して言えないくらいの額ではありますが、それでもそれだけ払おうとは思えるくらいの魅力を持った趣味だとは思ってます。

ダイビングの楽しいこと・魅力と、辛いとこ

ダイビングの魅力、いっぱいあります。思いつくだけ挙げていきます。

ダイビングの魅力

  • 水中で息が吸えるってのがまずシンプルに新鮮な体験で楽しい。

ダイビングでないと絶対に味わえない感覚でしょう。だって、足の先から頭の先まで全身が完全に水中に潜ってる状態なのに普通に呼吸できるんですよ! それだけで不思議で楽しくて感動するに決まってるじゃないですか?

  • 水中の景色が綺麗。

水中のこんな綺麗な景色が、視界全体に広がってます。もうこれだけで潜りたくなるでしょ。

  • 海の中でぷかぷかと無重力状態(?)を味わって楽しめる。

ダイビングが少しずつ上達してある程度中性浮力が取れるようになってくると、水中で浮きも沈みもしないいい感じのぷかぷかとした無重力状態になれて楽しめます。

  • 魚とかウミウシとか見れる水中生物が可愛い。

可愛い(可愛い)。

  • 旅行に行きたくなる。

関東から最も人気なダイビングスポットは伊豆になると思いますが、もちろん日本にも海外にもダイビングスポットはたくさんあります。 そのそれぞれに水中生物・海底・沈潜・透明度などなど魅力があり、そういったいろんなダイビングスポットに潜りに沢山旅行に行きたくなります。 人生で行ってみたい旅行先の楽しみが増える。

  • ダイビングで出会った人と交流できる。

ダイビングはグループで潜りますし、特にバディとはコミュニケーションを取りながら潜ることになります。共通の趣味があるもの同士だし、実際に同じ海に潜って同じものを見たりすると、初対面同士であっても会話が盛り上がるものです。自分は比較的人見知りな方だと思いますが、それでもダイビングには一人で参加して、その場であった他の参加者さんと楽しく会話したりとかして楽しむことができています。

  • 人に話す話題が出来る。

ダイビングライセンスをとってしっかりと趣味としてやっている人は、皆さんの周りにそんなに多くはないでしょう。 そこで、休日何したの?などと聞かれたときに、「ダイビングに行ってきました!」と答えて撮ってきた写真など見せると、結構興味を持ってもらえたりします。

思いつくだけダイビングのいいところを挙げてみました。

ダイビングの辛いところ

一方、ダイビングの辛いところはこんな感じでしょうか。

  • 機材が重い。

重い空気シリンダーと機材を背負って潜らなきゃいけないので、重いと言えば重いです。 特に機材をセッティングして背負った場所から、海に入るエントリーポイントまでちょっと遠くて歩かないといけなかったすると、ちょっと重くてきつく感じます。 が、水中に入っちゃえば浮力で重さなんて感じなくなりますし、陸での重みもそのうち慣れます。 ダイビングって大変でしょって言われるけど、体力的にちょっと辛さを感じるのはその陸を歩いてる時の機材の重さくらいで、水中で体力的にキツいってことは(少なくとも今のところ自分が潜ってる初心者向けポイントでは)あまりないと思います。

  • お金がかかる。

費用のところでも書きましたが、まあまあお金のかかる趣味ではあると思います。懐がつらい……。

  • 冬は寒い。

ドライスーツを着れば潜れるとは言え、冬はやっぱり寒いです。特に海に入って手や頭・顔の濡れた状態で陸に上がって、風があったりするとめっちゃ寒い。

  • カメラとかハマり出すとまたお金がかかる。

結局これもお金の問題なんですが、カメラとかハマっていいものを買おうとするとキリがなくてまたお金がかかりそうです。 さらにカメラを水中で潜るためにハウジングを付けるんですが、特にそのハウジングが高かったりする。 カメラ沼にハマりすぎるとやばそうです。

  • 旅行行きたいって考え始めるとダイビング優先になっちゃう。

どこかに旅行行きたいと思ったとき、やっぱりせっかく休みとお金を使ってどこかに行くなら、ダイビングの有名なところに行きたいって思っちゃいそうです。

まとめ

ダイビングを始めようと思ったきっかけ、ダイビングライセンス講習、ライセンス講習後のダイビング、費用、ダイビングの魅力についてここまで書いてきました。 少し辛いとこも書きましたが(特にお金)、それを上回るだけの魅力がダイビングにはあると思います。

もしこれを読んでダイビングに興味を持ってくれた方などいたら嬉しいです。 何かさらに聞きたいこととかあったらぜひ自分に聞いてください! ぜひ一緒に海へ潜りに行きましょう!!!

よく潜ってる伊豆・富戸のヨコバマ


  1. ダイビングを始めてから海で知り合った人と話してると、20-30代くらいの同世代の人のまあまあの割合はぐらんぶるきっかけだったっていう人な気がします。 ↩︎

  2. 一緒に行った人の中には苦手だったようで楽しめなかった友人もいました。100%誰でも楽しめるというものではなく、怖かったという思い出しか残らない人もいるようなので、ライセンス講習に申し込む前に一度体験ダイビングをしてみることを僕的には勧めます。 ↩︎

  3. 人によってはマスククリア(水中でマスクが外れたときに、付け直してマスクないから水を出すスキル)を落ち着いてできるようになるまで少し練習が必要な方もいるようです。 ↩︎

  4. ダイビングって出来るの夏だけ?と聞かれることがよくありますが、基本一年中できます。夏は水着の上から着るウェットスーツを着て潜りますが、それ以外の季節はドライスーツという、中に水が入らないようになっているスーツを着用して潜ります。 ↩︎

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